2026.10.09
NEWS・プラットフォーム群馬大学医学部附属病院に生成AI文書作成システム「NEXT Stage Document Assistant」が導入されました
群馬大学医学部附属病院に、生成AI医療文書作成支援システム「NEXT Stage Document Assistant(NSDA)」が導入されました。
群馬大学医学部附属病院(群馬県前橋市)は、群馬県で唯一の特定機能病院として、重粒子線がん治療をはじめとする高度先進医療を牽引する基幹病院です。722床を有し、地域の最後の砦として重症患者や複雑な症例を多く受け入れています。こうした高度な診療現場において、膨大な診療記録を読み解きながら退院サマリや診療情報提供書を作成する作業は、多忙を極める専門医たちにとって重い負担となっていました。
今回のNSDA導入により、電子カルテに蓄積された検査結果や経過記録などの情報をAIが参照し、文脈に沿った医療文書の下書きをスピーディーに生成します。
これにより、医師の文書作成業務を「ゼロからの作成」から「AIが生成した下書きの確認・修正」へとシフトし、業務負担の軽減を図ります。文書作成に要する時間を短縮することで、医師が高度な先進医療の提供や、患者さんへのよりきめ細やかな対応など、本来の業務に一層専念できる環境づくりにつなげ、持続可能な医療提供体制の維持を後押しします。
■ 導入ご担当者様のコメント
群馬大学医学部附属病院 システム統合センター 大西 真弘センター長・准教授
医療DXを進めるうえでは、現場の医師が有用性を実感し、日々の診療の中で無理なく使い続けられることが重要だと考えています。
従来、診療情報提供書や退院サマリーの作成には、電子カルテの各所から情報を探し、整理・要約する手間がかかっていました。NSDAでは、あらかじめ作成された草案を医師が確認・修正して仕上げることができ、私自身も負担の軽減を実感しています。また、自分では拾い切れていなかった情報に気づくこともあり、記録の内容を充実させる助けになっています。若手医師にも活用され、前向きな声が聞かれています。
こうした支援には、文書作成の負担を減らすとともに、患者さんの経過を把握し、必要な情報を医療者間で共有する役割も期待しています。今後も実際の利用状況や現場の声を踏まえて運用を改善し、患者さんへの対応に力を注げる環境づくりにつなげていきたいと考えています。



