救急搬送の現場を変える、新たなスタンダードへ
最適な医療機関へ、より迅速・確実に傷病者を搬送。 さらに、救急隊と医療機関の業務負担を軽減し、効率化を実現。NSER mobileは、救急隊の負担を減らし、よりスムーズな搬送・情報共有を可能にする次世代型救急医療情報システムです。 生成AIとOCR技術を活用し、傷病者情報の入力を簡素化。 その場で得た情報をリアルタイムで医療機関と共有し、受け入れ準備を迅速化します。
これにより、
救急隊の報告書作成時間を大幅に削減(最大80%短縮)
適切な医療機関へのスムーズな搬送を支援
電話連絡や紙記録に依存しない、正確な情報伝達
が実現します。
すでに全国の自治体・消防本部で導入が進んでおり、救急搬送の在り方が変わり始めています。 現場の声から生まれたNSER mobileで、救急業務の進化を。
NSER mobileの特長
1. 搬送時間の最適化
救急現場では、病院選定時に同じ情報を何度も伝えることで時間が浪費される「情報のバケツリレー」が発生しやすくなります。 NSER mobileは、ワンタッチで傷病者情報を医療機関へ送信できる機能を搭載し、搬送時間の短縮を実現します。 実際の導入実績では、医療機関への電話連絡時間が22%短縮され、現場滞在時間も10%短縮 されています。
2. 適切なマッチングの実現
「適切な医療機関へ、迅速で最適な搬送を」。 NSER mobileは、AIを活用した傷病者情報の適切な収集 により、医療機関とのリアルタイムな情報連携をシームレスに実現します。 これにより、搬送ミスマッチを防ぎ、救命率の向上を図り医療資源の適正な活用 を可能にします。
3. 業務の効率化
従来、救急隊員が複数の書類に繰り返し記載していた情報を、NSER mobileを通じて一元管理し、医療機関とリアルタイムで共有 することで、業務の効率が大幅に向上します。 また、ペーパーレス化により、紙やインクなどのコスト削減 にもつながります。
4. EBPM(Evidence-Based Policy Making)の推進
従来の紙記録では、救急搬送データの蓄積や検証が困難でした。 NSER mobileは、データをデジタル化し、構造化して保存 することで、救急搬送の課題を明確化し、エビデンスに基づいた政策立案を支援 します。
1. 救急現場での情報入力を効率化
救急現場で必要な情報を正確に、迅速に記録可能です。特にOCR技術や生成AIを活用した最新機能が、救急隊員の負担を軽減します。
OCR機能
人定情報の取得:免許証やパスポートを撮影するだけで、傷病者の名前、生年月日、住所などの基本情報を正確にデータ化。
薬剤情報の取得:お薬手帳を撮影すると、薬剤情報をテキスト化するだけでなく、内蔵されたお薬辞書機能により、薬の種類や効能を把握可能。
バイタルモニターのデータ入力:モニターを撮影することで、血圧や心拍数などの数値が自動的に対応するフィールドへ入力。
これらの構造化データは管理され、後続の処理や分析に活用されます。
生成AI音声入力(開発中)
救急現場で傷病者情報を入力するための革新的な機能です。 救急隊員が口語で話した情報を、生成AIが文脈を理解し、必要なフィールドへ自動入力します。
文脈を考慮した補正機能:曖昧な表現でもAIが意味を理解し、適切な記録内容に変換。
サマライズ機能:話された情報を自動要約し、重複のない簡潔なデータとして記録。
この技術により、救急現場での記録作業が大幅に効率化され、より迅速な傷病者対応が可能となります。
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2. 医療機関とのリアルタイム連携
救急現場で入力されたデータは、即座に医療機関と共有されます。これにより、搬送中に病院側で診療準備を整えることが可能です。
応需状況の可視化:医療機関の受け入れ状況を一目で確認し、最適な搬送先を迅速に選定。
画像・動画の送信:傷病者の状態を視覚的に伝えることで、医療機関がより的確な診療方針を事前に決定可能。
電子カルテへの自動連携:救急現場で記録した情報が、医療機関の電子カルテに直接反映されるため、患者情報のカルテ入力時間を短縮し医療従事者の業務を効率化。
このシステムにより、救急搬送が最適化され、医療機関とのスムーズな連携が実現します。
3. 救急搬送の最適化から救命率の向上へ
NSER mobileは、搬送先の選定と情報共有をより精密に行うことで、救急搬送の精度を向上させます。 これにより、重症傷病者への適切な対応が可能となり、救命率の向上を図ります。
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4. データ活用による業務改善と効率化
救急搬送に関するデータを構造化して蓄積し、業務の効率化や改善につなげます。
帰署後の事務作業を効率化:NSER mobileで取得した構造化データを活用することで、帰署後のOA入力、予後調査、事後検証にかかる時間を最大80%削減。実証実験でその効果が検証されています。
地域ごとの搬送傾向を分析:蓄積データから地域特有の課題を可視化し、エビデンスに基づく施策改善を支援。
自治体全体の計画立案を支援:救急医療の現状を定量的に把握し、効率的な資源分配や予算計画の立案に活用可能。
導入実績と成功事例
1. 全国の自治体で高い評価
全国40以上の自治体で採用され、年間30万件以上の救急搬送で活用されています。
特に医療機関とのリアルタイム連携や業務効率化が高く評価され、継続的な導入が進んでいます。
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・北九州市で2025年1月より救急医療情報システムを本格運用し救急DXを推進。 西日本、九州地方では初の本導入
・新潟市でNSER mobileが2025年1月より運用開始。北陸・甲信越で初導入
・川崎市の救急活動の新ソリューションとしてNSER mobileの実証がスタート
・横浜市の救急活動の新ソリューションとしてNSER mobileの実証がスタート
・仙台市の新救急搬送情報システムとしてNSER mobileの実証がスタート
・2024年7月、山形市・山辺町・中山町にNSER mobile本導入 周辺地域も実証開始で、山形県人口の50%以上をカバー
2. 救急隊員と医療機関の双方にメリット
救急隊員:現場での記録作業の効率化と帰署後の事務負担の軽減。
医療機関:事前情報の共有による治療開始までの時間短縮、診療精度向上と業務効率化。
安心のセキュリティ
- 自治体のセキュリティポリシーに準拠
- 個人情報の適切な取り扱いを実現
- クラウドベースの安全な情報管理
NSER mobileが実現する救急医療の未来
NSER mobileは、救急医療の現場効率化を進めるだけでなく、地域全体の医療体制をより強固にし、住民に安心を提供するシステムです。救急医療の新たな基盤として、さらなる進化を続けます。
NSER mobileは、救急医療の現場を効率化するだけでなく、消防と医療機関の連携を強化し、地域全体の救急医療体制を向上させるシステムです。 傷病者情報のデジタル化と迅速な共有により、適切な医療機関への搬送を支援し、救命率の向上と医療資源の最適活用を実現します。
全国の自治体・消防本部で導入が進むNSER mobileは、救急搬送の在り方を変え、より確実で持続可能な救急医療の未来を築きます。 地域住民の安心を支える新たな標準として、さらなる進化を続けます。