2025.07.09
NEWSTXP Medicalの医療データを活用した研究が日本循環器学会の公式英文誌『Circulation Journal』に掲載
TXP Medical株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:園生智弘、以下「TXP Medical」)が提供する医療データを活用した研究成果が、日本循環器学会の公式英文誌『Circulation Journal』に掲載されました。

【論文情報】
・タイトル:Medical Cost Analysis of Implantable Cardioverter Defibrillators for Primary Prevention Among Cardiac Arrest Patients
・掲載誌:Circulation Journal(日本循環器学会英文誌)
・公開日:2025年5月21日(Advance Publication)
・DOI:10.1253/circj.CJ-25-0195
・URL:jstage.jst.go.jp/article/circj/advpub/0/advpub_CJ-25-0195/_html/-char/ja
本研究では、2020年から2024年の間、国内4つの救命センターに心停止で救急搬送された患者3,606例のうち、ICD(植込み型除細動器)の一次予防適応があったにもかかわらず、心停止前に導入されていなかった43例(12.4%)を解析しました。これらの患者は、平均で約177万円(±約223万円)の医療費が発生しており、ICD未導入による臨床的・経済的な影響が示されました。
本研究の結果は、日本におけるICDの未活用が医療費負担や死亡率の増加につながる可能性を示唆しており、ガイドラインに基づいたICD治療の重要性と導入促進の必要性を浮き彫りにしています。
TXP Medicalは今後も、急性期医療データや電子カルテデータの活用を通じて、医療の質の向上に貢献してまいります。