サービス概要
構造化カルテテキスト+検査値+DPCを用いたデータ解析により、製薬企業のメディカル・アフェアーズ部門をはじめ、臨床研究やマーケティングに従事されている皆さまの活動をご支援いたします。
・特設ウェブサイト
Medical Data Services for Pharma
製薬企業向け「医療データサービス」特設ウェブサイトがオープン!
詳しいサービス説明はこちらをご覧ください。
当社の医療データベースの特徴
TXP Medicalは大学病院をはじめとした全国各地の中核病院へ、カルテテキスト、検査値データ、DPCデータ(医療費算定用データ)などを統合した、全診療科・全患者をカバーする臨床研究用DWH(データウェアハウス)を構築しています。
構造化カルテテキスト
医師による診断名や検査値、各種スコアを含むテキストデータは従来は解析が困難でしたが、弊社は専門家チームによるカルテレビューにより構造化データへの変換を可能としています。検査値データの標準化
電子カルテシステムに格納されている血液検査をはじめとする検査値データは病院ごとに異なるマスタコードで管理されています。これはA病院とB病院の同じ検査項目が、同じ項目として管理できないことを意味します。そのため、従来は病院を横断した検査値データの解析は極めて困難でした。本データベースでは、統一マスタコードによるデータの標準化を実施することで臨床研究に活用・応用しやすくなっています。900以上の検査値項目
従来のデータベースでは、標準化された検査値データであってもそのデータ項目が少なく、各領域における臨床研究に十分なカバレッジではないというケースも散見されます。当社のネットワークを通じて各疾患領域のエキスパートオピニオンを集積し、臨床研究に必要な検査値項目を漏れなくカバーするよう、項目カバレッジを充実させました。大学病院クラスの大病院にフォーカス
本DWHの構築対象となる各地の中核病院は大学病院をはじめとした400床以上の大病院です。これらの病院は救命救急センター、がん診療連携拠点病院、難病診療連携拠点などの認定を受けていることが多く、急性期の重症疾患(脳卒中、心疾患、外傷、感染症など)はもちろんのこと、がん、指定難病・希少疾患などの患者も多く来院します。TXP Medicalの医療データサービスでは、このような症例を多く含む病院のデータを使用した研究・解析が可能です。新たな統計解析スキーム
当社のリアルワールドデータ解析サービスは原則として、患者個人情報を病院等に帰属させたまま、必要な解析を実施し、統計解析結果をレポートするというサービス形態を取っています。匿名加工データの解析では実施困難な、個人情報を含む可能性のあるカルテテキストの解析や、指定難病・希少疾患を対象とした解析、病院名を含むデータ解析も可能です。統計情報では困難なデータ解析案件には、病院との共同研究スキームも可能です。病院前情報の充実(救急患者のみ)
TXP Medicalが提供する救急医療データプラットフォームNEXT Stage ERを使用する病院では、救急患者に関する常用薬(他院処方含む)や、医師の判断する診断名・プロブレムが構造化データとして記録されます。これらの情報と検査値等のデータを組み合わせることで、ICU疾患を含む急性期の複雑な病態のデータ解析が可能となります。データ解析例
当社のリサーチチームの論文について、一部をオウンドメディアER Collectionに公開しています。
解析例① 予防治療の実態調査 (骨粗鬆症の例)
予防的処方・診断・治療の実態を明らかにし、新たな販売機会に関するインサイトを得ることが可能。
解析例② 再発てんかん発作:救急外来受診前後の処方シフト
某総合病院の救急外来を受診した2年間の全患者から、再発てんかん発作で受診した患者を抽出
解析例③ 心不全患者:ICU入室~退室の投薬・検査値推移
ICUに入室した心不全患者の、ICU退室までのpH,pCO2,pO2,Na,K、利用薬投与の時間推移を解析
臨床研究支援
TXP Medicalは臨床研究の原著論文を数多く出している医師を中心としたリサーチチーム「TXP Research」を有しています。臨床経験に加えて機械学習/AI、公衆衛生学の多彩なスキル・専門性を持ったメンバーが良質なResearch Questionの設定と迅速なプロジェクト推進をご支援致します。また、社内に倫理審査委員会を設立しており、自社で研究の企画・実行も可能です。
<内容>
製品別の検討テーマからResearch Questionへの落とし込み
研究デザイン
医療機関への共同研究の協力依頼・各種調整
医療データ解析・レポート作成
論文化