ニュース

5つ目の特許として「診断支援システム」を新たに取得。致死性の高い疾患の見逃し防止を実現します。

TXP Medical株式会社は「診断支援システム」についての特許を新たに取得。これにより致死性の高い疾患の見逃し防止を実現します。

■特許の概要
・発明の名称/診断支援システム
・特許番号/特許第7315165号
・特許権者/TXP Medical株式会社
・発明者/園生 智弘
・特許取得日/令和5年(2023年)7月18日

■特許取得の内容
本特許の取得は、一般的にAI問診・診断支援ツールで行われている「り患している可能性の高い診断の列挙」ではなく、inputされた情報の中から、「致死性の高い疾患の可能性」を「絶対値として低くとも提示」することにより、致命的となる疾患の見逃しを防ぐことを可能とする技術によるものです。

具体的には、「対象患者がり患している可能性の高い疾患であっても、担当医師が既に認識していることがカルテの記載自体から読み取れる場合はピックアップしない」ことを可能とする仕組みにより、「極めて重要な致死的疾患の見逃しを効率的に防ぐ」システム、具体的には問診や診断支援ツール等として診断支援アプリケーションを構築することができます。
従来の診断支援ツールやAI問診でよく見られる「り患している可能性の高い疾患」の列挙のみでは、経験の浅い医療従事者にとっては限定的な価値しか発揮しえず、真の診断支援にはなりません。当社は本技術を用いることで、致死性の高い疾患にフォーカスした見逃しの防止を実現し、救急医療の質の平準化と質の向上に貢献します。

特許



今回の特許取得をもって、当社が保有する特許は計5件となりました。
その他当社が保有する特許は下記概要をご参照ください。

【特許第7240707号(発明の名称:情報処理システム(リアルタイムデータ構造化))】
• 発明者/園生 智弘
• 特許取得日/令和5年(2022年)3月8日
• 内容
既往歴・内服薬情報に関して、電子カルテ等で平文で記載したものを、自動的に構造化し、表示されることにより、ユーザーである医師が情報を修正したりすることで、綺麗な構造化データベースに変換されるという特許。

【特許第7179268号(発明の名称:診療情報管理システム)】
・発明者/園生 智弘
・特許取得日/令和4年(2022年)11月18日
・内容
いわゆる主訴・現病歴・既往歴というヘッダー付きの平文形式で記載された救急初診のカルテ記載に関して、情報の属性とコンテンツを文字列で自動判別し、標準化された、主訴、既往歴、診断名などの情報を抽出するプログラム。

【特許第6902745号(発明の名称:診療情報管理システム)】
• 発明者/園生 智弘
• 特許取得日/令和3年(2021年)6月24日
• 内容
弊社システムである「NEXT Stage ER」において、病名や薬剤の情報を、区切り文字を識別して分割して標準化する処理に関する特許です。さらに、表記揺らぎを是正する辞書と組み合わせたアルゴリズムとして、「NEXT Stage ER」の既往歴・診断名・内服薬等の記載欄に組み込まれています。

【特許第6820528号(発明の名称:電子カルテシステム)】
• 発明者/園生 智弘
• 特許取得日/令和3年(2021年)1月7日
• 内容
医療関連のデータシステムに臨床病名の記載欄を設け、臨床病名の辞書による標準化結果と、処置コードにて格納される実施処置の適応病名を照合し、レセプト請求上追加が必要で、かつ、最も臨床病名とマッチするカルテ登録病名付与の自動化を実現する発明です。


なお、特許の詳細については、J-PlatPatで公開情報として閲覧ができます。

ALL NEWS