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TXP Medicalが受注、構築支援をした日本熱傷学会「熱傷入院患者多施設レジストリー」EDCが2023年4月から運用開始。日本の熱傷診療・研究・教育の推進に貢献。

一般社団法人日本熱傷学会は、熱傷に関する教育、研究、予防、医療の連絡提携及び促進をはかり、熱傷に関する専門知識の増進普及に貢献することを目的に1975年に設立された学術団体です。熱傷診療に従事する複数診療科医師、看護師、救急救命士など多職種で構成され、現在会員数は1,564名(2021年7月現在)です。機関誌の刊行、熱傷講習会の定期開催、熱傷用語集の発刊、専門医制度の構築、熱傷診療ガイドラインの公開などにより、本邦の熱傷診療・研究・教育・危機対応の中心となる活動を行っています。また本学会では、2011年より、本邦における熱傷診療の全体像を把握し、今後の熱傷診療における質の向上に寄与することを目的として、入院診療を要する熱傷患者さんの重症度や診療内容、転帰などを登録する熱傷入院患者レジストリー制度を介しております。

一般社団法人日本熱傷学会 

今回、同学会の「熱傷入院患者レジストリー」EDC※1の更新事業を、TXP Medicalが受注し、本学会学術委員会と連携して、全面改訂致しました。これまでのレジストリー登録項目について、熱傷診療ガイドラインの遵守性の評価や国際比較への対応、その他のレジストリーデータとの統合、などから大幅に見直し、本邦における熱傷診療の質を更に向上させるための改訂となります。2023年4月より全国110箇所の医療施設にて、新たに改訂されたレジストリー症例登録が開始されます。

TXP Medicalは救急大病院向けの部門システムNEXT Stage ER※2を中心に急性期医療に関わるITサービスを幅広く展開しています。臨床研究EDCの受注も多数実績があり、本システムの構築を通じて日本の熱傷診療の進歩に寄与して参ります。

【日本熱傷学会「熱傷入院患者多施設レジストリー」データベースEDC運用】
期間:2023年4月から2033年3月まで

【TXP MedicalのEDCの特徴】
これまで、多くの医療機関の医師主導臨床研究で利用されてきたレジストリーは価格、カスタマイズ性、開発のスピードなどの課題が多くありました。また、医療機関内のオンプレ環境のデータをレジストリ登録する際には、手動の転記が必要になることが一般的でした。
TXP Medicalの開発するEDCシステムは、FileMakerベースで構築され、短期間にユーザーフレンドリーなカスタム開発が可能で、研究者のニーズに広く応えることができます。また、病院の電子カルテに表示される検査データ等をOCRで電子化したり、電子カルテ上で動くNEXT Stage シリーズと、QRコード等を用いて項目を一部自動連携したりすることも可能です。これによりレジストリー登録の業務を軽減、結果としてよりスピーディーな症例集積にもつながります。

※1 EDC(Electronic Date Capture)
担当医師・スタッフが、得られた臨床データを直接PCなどの端末に電子的に打ちこむシステム。研究者・事務局では、データをリアルタイムで監視・チェックすることが可能。

※2 NEXT Stage ER
救命センタークラスの大病院救急外来に特化したシステムで、臨床現場における効率的な①患者情報記録、②スタッフ間の情報共有、③研究用データ蓄積を同時に実現する統合プラットフォーム。現在全国57病院が導入している。

こちらの内容については、EDC構築運用サービスフォームよりお問い合わせください。

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