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東京慈恵会医科大学附属柏病院の集中治療室をインドネシアの医療関係者が訪問

2025年4月16日(水)、インドネシアのAtmajaya Healthcare Group CEOのMr. Edward、小児ICU医Dr. Corryが東京慈恵会医科大学附属柏病院のICUで導入されているTXP Medicalの集中治療室(以下、ICU)向けシステムNEXT Stage ICUがオペレーションで使用されている様子を見学されました。

【背景】
弊社では、インドネシアに おける急性期医療のDX推進に積極的に取り組んでおり、その結果、医療オペレーションの業務負荷軽減、患者アウトカムの改善に寄与することを目指しております。この度、インドネシアのジャカルタにあるAtma Jaya Healthcare GroupのCEO、Siloam Hospital GroupのICU医師をお招きし、弊社プロダクトを導入された日本の医療機関でのデジタル化したオペレーションを見ていただき新しい急性期医療の形として学んでいただくことを目的として、見学を計画しました。

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【見学プログラム】
申し送り&医師のみのカンファレンス見学
多職種カンファレンス見学
実際のICUオペレーションの見学

【見学者の感想】
①ICU運用・システム活用について
自院では紙運用のICUが主であるため、Critical Care Information System(CCIS)を用いたカンファレンスの有用性を強く実感。セントラルディスプレイによる患者情報の一覧表示が、医師間のディスカッションを活性化させており、非常に有意義なカンファレンスであると感じた。
ベッドサイドでの回診時に温度版やIn/Outバランス(IOB)が確認できることが、現場の意思決定に貢献している点が印象的だった。

②チーム医療・多職種連携について
インドネシアでは、栄養士、理学療法士、臨床工学技士などがカンファレンスに参加する機会は少なく、日本のような多職種連携の仕組みは今後の参考にしたいと高い関心を示していた。

③ICU施設・機器環境について
陰圧室の整備や各種先進的な医療機器の導入が進んでおり、ICU管理において非常に理想的な環境と評価。
インドネシアの病院では、観血的動脈血圧測定が実施されていないところも多く、常時モニタリング可能な体制の重要性を改めて感じたとの意見もあった。


当日は、同病院の集中治療部 診療部長の吉田拓生先生にご案内いただき、現場の丁寧なご説明とご対応を賜りました。心より感謝申し上げます。


◾️インドネシアで展開中の集中治療室向けソリューション『ICU Bridge』について
『ICU Bridge』は、紙運用をしているインドネシアおよび東南アジア諸国の複数病院からのニーズを反映し、NEXT Stage ICUに更にAI光学文字認識(AI-OCR)機能を追加しました。これにより、スマートフォン上のアプリケーション上で、バイタルサインモニター、医療機器設定画面、臨床検査結果などを撮影するだけで、『ICU Bridge』上にデータが自動的に反映され、医師・看護師の業務負荷の軽減をはじめ、適切な患者管理に貢献します。

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