2021.09.01
NEWSICU患者情報ダッシュボードを中心とした 「NEXT Stage ICU」の提供を開始
ICU患者情報ダッシュボードを中心とした「NEXT Stage ICU」の提供を開始
〜 ICUでの業務効率化と研究ニーズの両立をサポート〜
TXP Medicalは、ICUでの業務効率化と研究ニーズを受けて、「NEXT Stage ER」(以後NSERと表記)に続き、「NEXT Stage ICU」(以後NSICUと表記)の提供を開始いたします。
ICUにおける課題
ICUにおいて、引継ぎ業務への苦労は非常に大きいものでした。
現病歴(来院の経緯)、患者の現在のProblem List、治療内容、今後の治療方針や転帰などの把握は病院ごとに工夫をして実施されています。
しかし、これらの臨床情報の抽出と整理は電子カルテとは別に行われていることが多く、研究利用のためには再度データベース構築を行う必要があることが課題となっておりました。
NSICUダッシュボード画面
NSICUはユーザーから大きな評価を頂いているNSERに続き、臨床現場の業務効率化と臨床研究目的のデータ収集を両立するシステムとなります。
ICU在室患者情報をダッシュボードとして一覧化し、ひと目で患者の診断名、重症度スコア、ToDo、Problem List、引き継ぎサマリを確認・共有することができます。
ICU入室〜治療方針の策定・共有〜日々のプロブレム(独自の言語処理辞書によりICDコード等の標準化データベースとして蓄積)管理とカルテ記載〜引き継ぎ資料作成〜臨床研究データベースの構築・レジストリ登録までを包括的に支援します。
NSICU患者詳細画面
NSICU 重症度スコア/臓器別アセスメント画面
採血データやバイタルサインの情報は電子カルテ等基幹システムから取得することで、データ収集を自動化。重症度スコア(SOFA/APACHEスコア等)の自動計算・臓器別アセスメントの記載が可能です。
NSICU 多施設研究&レジストリ構築
更に、収集したデータは全て臨床研究用データとして出力することが可能であり、各種学術レジストリ(JIPAD / ECMO / RRS等)登録用のCSVデータの出力も自動化しております。また、ブロックランダム化プログラムや臨床研究のCriteriaの組み込みも可能であり、RCTを含む前向き研究の基盤プラットフォームとしても機能します。