2025.05.12
NEWS横浜市がNSER mobileを含む実証事業結果発表を実施
2025年5月12日(月)、横浜市が運営するデジタルによる創発・共創のマッチングプラットフォーム「YOKOHAMA Hack!」にて実施した NSER mobileを含む傷病者情報共有システムの実証事業結果が発表されました。
今回の実証事業は横浜市が抱える高齢化の進展等に伴う救急需要の増加と活動時間の延伸を解決すべく、弊社を含む3社と協定を結び、令和6年10月7日から令和6年12月27日まで実施されたものです。
【検証項目】
1 応需確認開始から病院決定までの時間短縮
2 医療機関との正確・効率的な情報共有
3 救急現場で運用する際のデータの見やすさ・ソリューションの使いやすさ
横浜市によると、これまで医療機関へ口頭で伝達していた救急搬送時の傷病者情報を、データや画像で共有することで、病院決定時間を最大1分(約18%)短縮したという結果が得られました。改善点として、救急隊からシステム入力時の文字サイズやフォーム配置などの指摘があったものの、医療機関からは「傷病者の情報が見やすかった」という意見が6割以上を占める結果となりました。実証事業の総括として、救急隊員は約8割、医療従事者は約7割がシステム導入を希望するという回答を得られました。
横浜市は、今回の実証事業で得た知見をもとに、システムの構築を進めるとともに、報告書作成システム等との連携により救急活動のDXを推進して、救急隊の運用を円滑化し、より多くの市民の救命活動につなげたいとしています。
YOKOHAMA Hack!
hack.city.yokohama.lg.jp
参考:横浜市内の救急活動の新ソリューションとしてNSER mobileの実証がスタート
txpmedical.jp/news/2K3uZRs36eUUqjU9Jdx5CB