2023.09.14
プレスリリース国立がん研究センターとTXP Medicalが 看護業務のDXに関する共同研究契約を締結 〜 看護業務支援システムを共同開発 〜
医療データプラットフォーム事業を推進するTXP Medical株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:園生 智弘、以下TXP)は、国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜斉、以下国立がん研究センター)と、看護業務のデジタルトランスフォーメーションに関する共同研究契約を締結いたしました。
看護師業務は一般的に、アナログ管理されることが多く、スケジュール通りの実施には様々なハードルがあり、情報誤認や見落とし等が発生するリスクがあるといわれています。国立がん研究センターのように専門性の高い、難しい看護師業務が必要な機関では、スキルの高い看護の実態に合った、より良いDXが必要です。今回の共同研究では、患者さんにとっての安全な医療サービス提供と看護師にとっての安心な業務遂行を後押しすべく、TXPが実績・ノウハウを保有する適時SMS通知・セルフ問診・診療管理システムなどの強みを生かし、看護業務支援システムを国立がん研究センター東病院と研究開発します。
共同研究代表者 国立がん研究センター東病院 看護部 副看護部長 近藤 美紀氏コメント
看護師の業務は、短時間に膨大な情報を常に整理し、優先順位を柔軟に変更しながら実行する「多重課題業務」が基本です。複数タスクを同時進行させると、「忘れた。」「間違えた。」を起こしやすくなります。医療の提供において「安全」は大前提であるので、失念や間違いを起こさないように看護師は常に緊張しながら仕事をしています。医療の提供者と受け手となる患者さん双方が安心・安全が保たれるような業務支援が本共同研究によって解決していくことを期待しています。
TXP Medical株式会社 佐藤 雅和 【医師(婦人科腫瘍専門医) 弁理士 個人情報保護士】コメントリアルワールドデータ(RWD)という表現が流行語のように用いられておりますが、医療の現場は紙のメモなどのアナログな媒体による情報記録が残ります。これはアナログにはアナログの良い点もあるためであり、これに目を背けてただデジタル化を推し進めても真の意味でのDX、業務負担軽減にはなりません。様々なDXソリューションの提供実績があり、かつ医療従事者も多数在籍する弊社だからこそお役にたてるプロジェクトであると考えております。今回の研究が、日々多忙な看護師の業務効率化や看護師の心理的負担の減少に繋がるものと考えると同時に、日本の医療のためになると確信しております。