新年のご挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は格別のご支援、ご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。おかげさまで、TXP Medicalは昨年、未来への飛躍を支える重要な一歩を踏み出すことができました。

昨年は、上場に向けた基盤づくりとして、シリーズCの資金調達を無事に完了いたしました。MPower Partners様、NTTコミュニケーションズ株式会社様、そしてメディカル・データ・ビジョン株式会社様からの多大なるご支援は、弊社への強い信頼と今後の成長への期待の表れであると受け止めております。このご支援を糧に、さらなる事業成長と社会への貢献を果たしてまいります。

創業のきっかけとなった急性期病院向け救急外来システム「NEXT Stage ER」は、全国80か所目の医療機関に導入され、大学病院や救命救急センターにおいて約40％のシェアを獲得するに至りました。また、救急隊向け救急医療情報システム「NSER mobile」も7都市で正式運用が開始され、多くの現場でご活用いただいております。製薬企業様向け医療データベースサービスも、複数の大型プロジェクトを受注、これまでデータが存在しなかった急性期医療データ市場を創出することができました。これらの成果はひとえに皆様のご支援とご協力、そして弊社社員一人ひとりのたゆまぬ努力の賜物です。この場をお借りし、深く御礼申し上げます。

本年は、これまで培った実績をさらに進化させるべく、医療現場に革新をもたらす新製品の展開を予定しております。特に、「生成AI」を活用した「Speech ER」および「NEXT Stage Document Assistant」の提供を通じ、医療業務の効率化と診療精度の向上を実現し、現場のニーズに応えるソリューションを強化してまいります。

依然として、医療業界は増加する医療費、労働力不足、高齢化、地域医療格差といった課題に直面しています。これらの課題に対し、TXP Medicalは「Clinically Good, Socially Good」の理念を掲げ、真に求められる価値を提供し続ける企業でありたいと考えております。表面的な効率化にとどまらず、根本的な課題解決を目指し、皆様と共に持続可能な医療の未来を創造してまいります。

事業拡大とさらなる成長を目指す本年も、これまで以上に社会的使命を果たし、医療の未来を支える企業として邁進してまいります。

末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

2025年 元旦
TXP Medical株式会社
代表取締役　園生智弘