2024.03.07
webinar「AI創薬プラットフォーム事業と生成AI 」参画のTXP Medicalがwebinarを開催 「がん×生成AI」がもたらす医療データの可能性
TXP Medical株式会社は、2024年3月6日、生成AIを活用した患者還元型・臨床指向型の循環システム(AI創薬プラットフォーム事業)に関する説明会を、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所、地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター、日本アイ・ビー・エム株式会社と共に開催いたしました。
この事業は、がん診療のプラットフォームを生成AIを活用して構築するもので、統合されたデータは患者還元型・臨床指向型として、医学研究・創薬の活性化と医師・研究者の育成を図るものです。
TXP Medicalは当事業において、医療機関におけるデータの、非構造化データの構造化等の検討、プロトタイプの開発・検討、コンサルティング業務を行います。
今回、TXP Medicalより当プロジェクトに関連する生成AIの最新情報をwebinarでご紹介いたします。
「がん×生成AI」がもたらす医療データの可能性 webinar
■主催:TXP Medical株式会社
■日時:2024年4月5日(金)12:00~13:00(開始5分前から入室可)
■参加費:無料
■会場:Zoom
■申し込みURL
us06web.zoom.us/webinar/register/WN_TOV4USSfQdWEDibOkHaqSw
※当社の競合となると判断される場合は、ご参加をお断るする場合があります。
【webinarの詳細】
・[テーマ1]医療データやがん領域における生成AIの可能性
・[テーマ2]臨床医からみた生成AIの使いどころ
・[テーマ3]生成AIを利用した最新事例紹介
・[ディスカッション]今後のデータ利活用について
【演者情報】
・モデレーター TXP Medical株式会社 代表取締役 園生 智弘
・演者 TXP Medical株式会社 医療データ事業部 佐藤 雅和
(医師:婦人科腫瘍専門医、弁理士、個人情報保護士)
TXP Medical株式会社 医療データ事業部 部長 大角知也(MBA)
3月6日、生成AIを活用した患者還元型・臨床指向型の循環システム(AI創薬プラットフォーム事業)」説明内容
事業全体のなかで、来年度のスコープとしている「生成AIを利用して医療現場の負担軽減を行い、それによって診療情報の収集を円滑に進める」ことについて中村理事長より説明がありました。大阪国際がんセンター、日本アイ・ビー・エム、TXP Medicalそれぞれの役割について、説明がありました。
医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長 中村 祐輔
現在の医療の課題として、働き方改革、大災害対策、高齢化など、全てを考えて医療を作る必要がある。また、医療は急速に高度化複雑化しており、医療従事者の負担はますます増え、患者との認識が広がっている。この課題に対して生成AIでまずは医療者の負担を軽減することが喫緊の課題であり、その先にオーダーメイド医療、研究、創薬、など生成AIを使って患者に還元する医療のプラットフォームを作っていく。
大阪国際がんセンター 総長 松浦 成昭
日本で3番目に日本のがん患者が多く集まる大阪国際がんセンターでは、高度な医療を提供しており、患者満足度も高い。しかし医療従事者は、自分の専門以外で時間を使う業務が多く、高度ながん医療の開発への時間がほとんどなくなってきた。
生成AIで医療従事者の負担を軽減し、患者に貢献できるがん医療の開発も十分に行っていきたい。
日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員 金子 達哉
今回の事業の医療従事者の負担軽減において、生成AIを利用し①患者説明・同意取得② 問診③会話型看護師音声記録④書類作成・サマリー作成支援を実施していく。
①は現在大阪国際がんセンターにて乳がんの患者説明時に利用している動画と生成AIを組み合わせたデモのシステムを公開した。生成AIの可能性を最大限に生かした、医療者を本当に助けるものを作り、社会実装を実現すること。専門医が不足している地域など他医療機関での活用が可能な社会に役立つソリューション提供を目指す。
TXP Medical 株式会社 代表取締役 園生 智弘
これまでの救急医療の業務支援プラットフォームと、データ構造化技術のメソッドを今回の事業にも活かしていく。
担当する医療データのバックアップシステム、構造化データは、生成AIを走らせるため、研究に使うための基となるもの。その先に、AIでの創薬やゲノム医療などの未来が待っている。最もよいフィールドで最もよい製品を作るべく、最速で実装していき、医療の質向上と患者還元につなげたい。
生成AIを活用した患者還元型・臨床指向型の循環システム(AI創薬プラットフォーム事業)概要
参加機関:国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)、大阪国際がんセンター、日本アイ・ビー・エム株式会社 、TXP Medical株式会社
目的:経時的な臨床情報を計画的に収集し、AIを活用したリアルタイムの創薬プラットフォームを構築する事業の一部として、「バックアップシステムの実現に向けたプロトタイプ開発のうち、診療情報取得にかかわる要件や設計の検討」及び「生成AIを活用した患者説明・同意取得システム等の開発のうち、医療機関へのヒアリング、医療従事者と協力して要件定義、開発システムの評価」を行う。
TXP Medicalの役割:医療機関におけるデータの非構造化データの構造化等の検討、プロトタイプの開発・検討、コンサルティング業務
【参考】 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)との取り組み
・国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)と共同で厚生労働省「AI創薬指向型・患者還元型・リアルタイム情報プラットフォーム事業」を推進。 2024年大阪国際がんセンター患者データで検証開始。
・生成AIを活用した患者還元型・臨床指向型の循環システム(AI創薬プラットフォーム事業)に関する説明会
・生成AIを活用した患者還元型・臨床指向型の循環システム(AI創薬プラットフォーム事業)に関する説明会報告