2024.02.15
NEWS株式会社CureAppと連携し、高血圧症向け治療アプリの製造販売後臨床試験のためのEDCを運用開始
TXP Medicalは、株式会社CureAppが開発した高血圧症向け治療アプリの製造販売後臨床試験(Reduction study)において、Electronic Data Capture(EDC)を2024年1月から運用開始いたしました。この臨床試験は、降圧薬から高血圧症向け治療アプリへの切り替えにおける有効性および安全性を検討するものです。
株式会社CureAppは医学的エビデンスに基づく医療機器プログラム「治療アプリ」を開発し、新しいアプローチによる治療介入を実現しています。本態性高血圧症患者を対象にした高血圧症向け治療アプリは、保険適用されたニコチン依存症向け治療アプリに続き開発され、承認されました。
TXP Medicalは、この試験のEDCを構築し、2024年1月より症例登録が開始されました。当社は大病院向けの部門システムNEXT Stage ERを中心に急性期医療に関わるITサービスを提供しており、臨床研究EDCの受注実績も豊富です。本態性高血圧症のエビデンス構築に寄与するとともに、日本の医療環境においてTXPの強みを更に打ち出してまいります。
【EDC詳細】
研究名:「本態性高血圧症患者を対象としたCureApp HT 高血圧治療補助アプリの使用下における併用降圧薬の休薬に関する製造販売後臨床試験(Reduction study)」
期間:2023年11月から2026年3月まで
【TXP MedicalのEDCの特徴】
これまで、多くの医療機関の医師主導臨床研究で利用されてきたレジストリは価格、カスタマイズ性、開発のスピードなどの課題が多くありました。また、医療機関内のオンプレ環境のデータをレジストリ登録する際には、手動の転記が必要になることが一般的でした。
TXP Medicalの開発するEDCシステムは、FileMakerベースで構築され、短期間にユーザーフレンドリーなカスタム開発が可能で、研究者のニーズに広く応えることができます。また、病院の電子カルテに表示される検査データ等をOCRで電子化したり、電子カルテ上で動くNEXT Stage シリーズと、QRコード等を用いて項目を一部自動連携したりすることも可能です。これによりレジストリ登録の業務を軽減、結果としてよりスピーディーな症例集積にもつながります。
【EDC(Electronic Date Capture)とは】
担当医師・スタッフが、得られた臨床データを直接PCなどの端末に電子的に打ちこむシステム。研究者・事務局では、データをリアルタイムで監視・チェックすることが可能です。