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インドネシア救急医学会の要人が来日!横須賀共済病院でNSERの最先端救急医療を見学

2023年1月19 日~20日に「インドネシアにおける救急外来診療に特化したデータ管理システムNEXT Stage ERを活用した救急外来オペレーション体制強化事業」の一環でインドネシアの救急医学界における要人が来日しました。

本事業は国立研究開発法人国立国際医療研究センターが主体となって実施する厚生労働省より委託された令和4年度 医療技術等国際展開推進事業に採択されました。
来日の目的は日本の救急医療現場に触れることでインドネシアの救急医療水準の向上に繋げることです。
今回、救急隊が利用するNSER mobileと、病院が利用するNSERがワンストップで運用されている横須賀共済病院にて、ITツールにて最適化された理想の救急医療現場を見学しました。

弊社ではすでに海外展開として、2022年7月よりインドネシア5病院、マレーシア4病院を対象に、 NEXT Stage ER mobileとNEXT Stage ERの実証実験プロジェクトを行っており、今回来日した医師らが所属するRumah Sakit Muhammadiyah Lamongan(病院)は、実証先の一つです。
インドネシア、マレーシアの病院では、当該プロジェクト後のNEXT Stage ERシリーズの導入を目指しています。

【参考】
TXP Medicalのインドネシア事業が厚生労働省、国立国際医療研究センター「令和4年度医療技術等国際展開推進事業」に採択!(2022年8月9日プレスリリース)

【本プロジェクトの背景】
インドネシアでは、病院全体におけるHospital Information Systemの導入率が50%以下(推定)と低く、救急外来ではさらに低いことが推測されています。紙カルテを用いての運用が一般的であり、医療スタッフの診療業務における書類への記載作業の負担も大きい現状があります。また、紙カルテ運用により、各病院での救急診療に関わる質の高いデータの収集が困難で、社会問題の可視化や政策決定に必要な救急医療のデータが国レベルでも収集できていないことが課題となっています。人口及び患者数の増加に対して医療スタッフの増加が追い付いていないと言われているインドネシアの医療界で、医療体制のデジタル化推進による人手不足の補完とデータ収集の仕組改善は急務です。
このような状況下、TXP MedicalはNSERを用いて救急外来診療オペレーションのデジタル化を推進し、人手不足とデータ収集システムにかかわる課題の解決を進めていきます。

【横須賀共済病院での見学の様子】

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